緑黄日記

水野らばの日記

北海道旅行記 〜大人ってすごい編〜

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北海道旅行記の後編である。前編はこちらから

  

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今更ではあるが、読者諸君は北海道をご存知であろうか。北海道は日本の高緯度帯に位置する島で、形がチーズ蒸しパンの模様に似ている。また、方位を表す『東西南北』の『北』の文字は『北海道』から取ったと言われている。近年、漫画『最終兵器彼女』、小林多喜二の小説『蟹工船』の舞台として一躍有名になったため、名前を耳にしたことがある方は多いであろう。

 

そんな日本の外れにある島へ旅行に行ってきたのだ。

 

北海道旅行2日目、札幌を後にし、内陸の街である旭川にやってきた。この地に住む友人を訪ねるのが今回の旅の目的の一つである。旭川は札幌にも増して寒い。今年の漢字は恐らく『寒』になるであろう。女子高生も札幌と同様、元気にその健脚を露わにしている。こんなにも寒いのに。もしかしたら、ズボンやスパッツが文化として届いていないのかもしれない。

 

北海道旅行3日目、北海道の内陸で青い池を見たり、大きいカバを見たり、しんしんと降る雪を見たり、滝を見たり、スタバでお茶したりして過ごした。この辺りは寒すぎてあまり覚えていない。

 

北海道旅行、4日目の夜である。僕と友人は福岡市博多で屋台のラーメンを啜っていた。博多ラーメンは美味しい。豚骨主体の乳白色のスープに細い麺が絡む。美味しい。

 

1週間ほど北海道に滞在する予定だったのだが、予定を変更し福岡までやってきた。北海道の冬の大地は僕にとっては厳しすぎたのだ。極寒の北海道をグランドエスケープし、遥か南、九州まで飛んできた。福岡は全然寒くない。屋台を梯子し、3軒目でおでんの大根をハフハフしている時に思ったことがある。

 

「えっ、今めちゃくちゃ大人じゃん」

 

僕は1995年生まれ、プリント倶楽部と同期の24歳である。ビーバーだったら死んでいるし、花だったら枯れている。働いて年金も払っているし、一人暮らしで生命を維持し続けている。また、折り返しにチェック柄をあしらった服や英語のプリントをあしらったTシャツを着ている訳でもない。世間一般から見たら一端の大人である。しかし、僕は今まで自分を大人だと思ったことが一度としてなかった。

 

大人になったなと感じる瞬間は皆それぞれあるだろう。成人式を迎えた時、お年玉をもらう方からあげる方になった時、ピーマンを食べられるようになった時、「○○って○年前なの?矢じゃん!」となった時、『告白』がお互いの気持ちを確かめる作業になった時、人に意識的に迷惑をかけることができるようになった時、上機嫌を頑張って維持するようになった時など各々あると思う。

 

僕の初めての『大人になったなと感じる瞬間』は、旅行を自分の意思で操ることができ、日本全土を自分の箱庭だと認識した時であった、ということである。また、同時に「日本を股にかけて遊べる大人ってすごい!」と思った。

 

いいよね大人、みんな早く大人になった方がいい。