緑黄日記

水野らばの日記

故郷がブラジリアンタウンになる

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皆さんは久しぶりに実家に帰ると地域の自治会長がブラジル人になっていたことはあるか?僕はある。

 

実家に帰った。久しぶりに帰るとサッカー部高校生の量の夕食が出てくるでおなじみの実家である。諸用があり、社会人にとって貴重な3連休を使って、普段一人暮らしをしている大阪から実家のある島根までは遥々帰ってきたのだ。

 

これは自分で言うのもなんだが、僕は両親に溺愛されている。年の離れた3兄姉弟(きょうだい)の末っ子なので仕方ないことだ。彼らは隙あらば僕をわしゃわしゃしようとする。扱いとしてはほとんど猫や犬などの愛玩動物である。

また、うちの家系はちょっとだけ由緒があり、ちょっとだけお金がある。ここから導き出されること、それは、僕はやろうと思えば実家で猫を撫でるだけの仕事で食べていけると言うことだ。プロポーズの言葉として「僕と一緒に猫を撫でるだけで生活していきませんか」という文言を用意しているくらいである。それにもかかわらず現在僕は大阪で会社員として働き、フルグラをすすり、休日は野良猫を探して生活している。偉すぎる。紫綬褒章が与えられてもいいくらいである。

 

久しぶりに実家に帰り、近所をぶらぶらしていると、新築のアパートや一戸建てがたくさん立っていることに気がついた。そのことを母に言うと、それらの多くにはブラジル人が住むらしい。

僕の住んでいる地域には、乗りに乗っている大企業の大工場がある。大工場なんて言葉があるのかは知らないが。その乗りに乗り方はもう尋常ではなく、その大工場も大大工場、大大大工場へと進化し、そこの給料も高騰に高騰を重ねている。そのうち、地域がその企業に飲み込まれ、我々は工場内に住むことになるであろう。そこの大工場の主な働き手、それがブラジル人である。遥々、海越え山超えブラジルから日本、あろうことか島根県に働き口を求めてやってきた彼らの中には、この地で生活を営み、結婚をし、子を育て、一戸建てを構えるまでになった人々もいる。そして自治会長をやっている。結構なことである

 

おそらく、いつの日か島根県の公用語がポルトガル語になる。