緑黄日記

水野らばの日記

会社員生活の最初の1ヵ月

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5月である。4月より暑く、6月より寒いでお馴染みの5月である。今が5月ということは、僕が新入社員として会社の犬となり、ワンワン吠え始めて1ヵ月以上経過したということになる。この1ヵ月は働いているのか遊んでいるのか、はたまた、働かされているのか遊ばされているのかよくわからなかったが、とりあえず、あくせくと会社内を走り回っていた。感想としては『日本人働きすぎワロタwww』というところである。

今回は2019年4月の統括をつらつらと書く。

 

4月初頭、僕は期待と不安を胸に抱き、新入社員である同期たちと共に並べられたパイプ椅子に座っていた。入社式である。

パイプ椅子の整列は綺麗とは言い難く、「とりあえず座れればよくね感」の漂う適当なものだった。ここで、自分の会社選びが間違いではなかったと感じた。パイプ椅子如きを綺麗に整頓させるような几帳面な会社なんて願い下げである。司会進行役の社員がたどたどしかったのも好ましかった。

僕は入社式の最中、「友達いっぱいできるといいな」「真っ黒スーツからオフィスカジュアルへの移行のタイミングを間違えずにできるかな」「ちゃんと働かないでハードルを下げよう」「昼休みってお昼寝できるのかな」「楽器始めてみようかな」ということを考えていた。暇だったので。

気が付くと、檀上で偉そうな人間が偉そうに喋っている。社長か、専務か、彼が誰なのかは話を聞いていなかったのでよくわからない。彼はこう言った。「仕事が回ってくるのを待ち続けていても駄目だ。自分から動くことが大切。積極的に上司や周りの人に掛け合い、仕事を自分から探すことが必要だ」。いかにも会社の偉い人間が垂れそうな講釈であるが、僕は「いや、求職者かよ」と思った。仕事があると聞いたからこの会社に入ったのだ。いつまで就職戦線で戦わせるのか。こう憤慨したが、口には出さない。こういうことを口に出さないのが社会人なのだ。

 

そして、新入社員研修である。内容は割愛させていただくが、とにかく自らを研き修めるため、会社内を右往左往していた。『ドタバタ』という擬態語を飛び交すのが仕事であった。

ここでは、新入社員は何をしても褒められた。ハキハキと大きな声でしゃべったり、エクセルを扱うことができたり、ご飯をいっぱい食べたり、必要な書類を間違えてシュレッダーにかけたりしても褒められる。最後にあげた事例は無論、僕のものである。

これは後から聞いた話だが、教育係の先輩らにはお上から「褒めて伸ばせ」とのお達しが出ていたらしい。しかし、「えっお前しいたけ食べれるの?期待の新人じゃん」は完全に煽っている。

 

今現在は研修も終わり、自分のデスクを家の本棚の延長にしたり、ゴミ箱をあさったり、外出先でスマホに夢中になっていたら先輩に撒かれたり、一か八か上司に「ねぇねぇ焼肉つれてってよ~」と言ったりしている。

 

こんな僕でもなんとかやっていけそうである。シイタケを食べることができる期待の新人なので。