緑黄日記

水野らばの日記

ドラッグストアの店員さんにあだ名をつけられる

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今日も今日とて家の近所にあるドラッグストアに来た。このドラッグストアは大学生時代から住んでいるアパートのすぐ近くにあり、通うのももう6年目である。僕は基本的に家で食べるものをこのドラッグストアでしか買わないため、大学時代から学生バイトのシフトぐらい頻繁に通っている。

 

長年通っているためルーティーンも形成している。決まったルートを通り、決まったところに置いてあるかごを決まった手でとり、決まった商品を決まった順番でかごに入れていく。菓子パン、卵、牛乳、フルグラ、納豆、野菜ジュース、カップうどん、カップ焼きそば(塩)、ポテトチップス。不健康そうな食事だと思うかもしれない。全く持ってその通りである。本当にやめた方がいい。

 

ドラッグストアに行く時間もほとんど一定で、この時間にバイトに入っている店員さんも把握している。パートらしきおばさんや学生らしき男の子、面識のない大学の後輩など、名前を覚えているほどである。新しいバイトさんが入ったなと思うと、心の中で「よろしく!」と言い、最近あの人見ないなと思うと、心の中で「今までありがとう」と言っている。長年通っているため、今まで幾人もの学生バイトを迎え入れ、そして見送ってきた。さしずめ生き字引である。いつまでもドラッグストアに縛られている亡霊のようでもある。

 

僕はこのドラッグストアの店員さんにあだ名をつけている。『住んでる』『6:4でおばさん』『ディズニーのモブ』『店長そうで店長じゃない』『登録販売者見習い』『可愛いから許されている雑さ』『大熊さん』『中村さん』『語尾』『タイ米』『新人1』『新人2』等々、心の中で彼らにあだ名をつけて楽しんでいる。失礼な話であるが、心の中だけなのでご容赦いただきたい。今日も『大熊さん』『新人2』『語尾』『住んでる』がいそいそと働いていた。

 

『大熊さん』にレジで会計をされながら、僕はあることに気が付いた。僕は彼らにあだ名をつけているのだが、これは逆もしかりではないか。僕も彼らにあだ名をつけられているのではないかということである。このドラッグストアに5年以上も通っている。飲食店で店員が常連客を裏ではあだ名で呼んでいるなんて話はよく聞く話である。僕も彼らに名前をつけられていても不思議ではない。

 

『不健康』『頻繁に傘を買う妖怪』『レジで片耳のイヤホンを外す』『頑なにカップラーメンを買わない』『ルーティーン』『ポテチ大袋』『新入社員』『野菜ジュースでバランスとってるつもり』などあだ名をつけられているのではないか。

 

僕がもし死んでしまったら、『大熊さん』と『住んでる』に常連客の『野菜ジュースでバランスとってるつもり』は亡くなったと伝えて欲しい。