緑黄日記

水野らばの日記

男らしさとはタイヤ交換ができるということ

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3月である。長かった冬が終わり春の気配が見え隠れする。あの3月である。

3月になったら、まずやること。日本に生きる人間ならば思い浮かぶことはただひとつであろう。

 

そう、車のタイヤ交換である。

 

僕の地元は島根県だ。日本最弱の経済規模という名声を欲しいままにしてきたあの島根県である。島根県民ですら「島根と鳥取ってどっちが右だっけ?」と言うあの島根県である。

僕の住んでいる地域では中途半端に雪が降るので冬は冬用タイヤ、それ以外の季節はそれ以外の季節用タイヤを車に履かせる。父に教えられ、中学生の頃くらいから車のタイヤ交換は僕の仕事となった。今ではもう慣れたものである。

 

ここで有権者の皆様方に訴えたいことがある。

 

車のタイヤ交換できるってすごくないですか?かっこよくないですか?モテてよくないですか?

 

最も男らしい行為、それは「車のタイヤ交換」である。

 

ジェンダー論が世間に浸透しはじめた昨今、男らしさ女らしさといった安易な二元論で語ることは最早社会が許さないだろう。だが、今日は語らせていただきたい。脳がフラペチーノに侵された恋愛体質の女子大生がリツイートする「モテる女性がやっている10の習慣」みたいなネットニュースのノリなので今回はご容赦いただきたい。

 

もう一度言う。最も男らしい行為、それは「車のタイヤ交換」である。大切なことなのでスマホ画面に油性ペンで書いといて欲しい。

そして僕は車のタイヤ交換ができる。車のタイヤ交換ができるということは、男らしいということである。つまり僕は男らしい。モテる。簡単な証明問題である。Q.E.D

 

なのになんだこの体たらくは。なんだこの世界線は。親や親戚に謝るくらいモテない。

「らばくん、彼女とかいないの?」という尋問に対し「本当に申し訳ないです。」と答弁するくらいモテない。一人暮らしをして、いつ彼女が出来てもいいようにと部屋を綺麗にするも誰も来ないので『ただ部屋を綺麗にする人』になってしまうくらいモテない。モテない。助けてくれ。

 

これは車のタイヤ交換できるその凄さを麗らかな乙女たちが知らないからではないか。

 

車のタイヤ交換は履歴書にだってかける。車のタイヤ交換ができると公務員試験の1次試験が免除される。居酒屋で「タイヤ交換ができます。あとアド街を観ました」というと唐揚げがサービスされる。これもひとえに車のタイヤ交換の男らしさを国が認めているからである。

 

最も男らしい行為、それは「車のタイヤ交換」である。助けてくれ