緑黄日記

水野らばの日記

お金を渡す妖怪になる

「髪型を変えました」とポートレートをSNSにアップする紫色ウルフボブカットの女性、私とカラオケに行ってくれる慈悲深い友人たち、手鏡で前髪を確認してから男子高校生に話しかける女子高校生、私は彼女らに対して「お金をあげたいな~」という欲求を抱く。…

職務経歴書に『ジゴロ』と書く

異国への移住を検討している。 私には、南方の異国に居を構える友人がいる。時折、この友人から生活の便りが届く。照りつける日差し、青い海、青い空、エキゾチックな街並み、低予算で美味しい料理、居住しているコンドミニアムに併設されたジムとプール、道…

プロポーズ専門学校

「初めて出会ったとき、直感的に"この人と結婚するんだろうな"と思ったんだよ」 結婚をした古い友人がそんなことを言っていた。 所謂『運命を感じた』というやつだ。初対面の人間に対して、直感的にビビッとくる。自身と相手の行く末をまるで見てきたかの様…

aikoなら理解できる

夜、私はマックに居た。 私は何のドラマも起こせなかった平々凡々な日をマックで挽回しようとするきらいがある。まあ、安い企みはいつも失敗に終わり、ただただ『マックで夕ご飯を食べた人』になるのが関の山だが。「人生一度きりだし、マックのアルバイトに…

走馬灯編集サミット

素敵な光景に出会すと「これを死ぬ間際の走馬灯に入れたいな」と思う。 例えば、私が勤務する学校での出来事である。放課後、私が教室のドアを開けると女子生徒数人がきゃっきゃしている。その中心に比較的控えめな性格で普段は化粧っ気など全くない女子生徒…

故郷の星に帰りたい

例えば、大好きなバンドのライブに赴く。 平日夜の開催であるため、半日の有給休暇を取得している。ライブハウスまでは電車で片道1時間以上かかるが、大好きなバンドのライブを観るためならそんなことは瑣末な問題だ。私はワイシャツの下に着込んだバンドT…

話の通じない人間が着てそうな服

よく古着屋に行く。 1点ものの個性的なファッションがしたいだとか、宝探し感覚とか、そういった小洒落た理由ではない。単に好みの服が古着屋に置いてあることが多いからである。あとは、『「古着屋さんに行くのが趣味だ」と言うとかっこいい』という政治的…